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タバコの害や喫煙と病気の関連から、禁煙ムードが世の中に広まり公共の施設や町の条例でも禁煙を呼びかける動きがあります。愛煙家の方々も、体によくないとわかっていながら、家族や医者に禁煙を勧められていてもなかなか止められず肩身の狭い思いをしながらつい吸ってしまうという方も多いのではないでしょうか？？

喫煙は増加傾向にある生活習慣病への影響も大きい誘因の一つです。

"禁煙は本人の意思″とも言われますが、やってみたがなかなか上手くいかない方・禁煙のコツを知りたい方などなど・・・
当院では禁煙相談を承っております。悩んでいる方や話だけでも聞いてみたいと言う方、遠慮なくお気軽にご相談ください。

タバコの害…百害あって一利なし
禁煙は病気を防ぎ、病院に行かずに、お金も貯まる治療法です！

喫煙と関係のある疾患とは…？

一見、吸う物だから呼吸器系だけに悪いと思われがちですが、こんなにたくさんの疾患に関係しています！

悪性新生物（がん）

肺がん・口腔がん・咽頭がん・食道がん・胃がん・肝臓がん・膵臓がん・腎盂がん・膀胱がん

循環器疾患

心筋梗塞・狭心症・大動脈瘤

脳血管障害

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血

呼吸器疾患

慢性閉塞性疾患・慢性気管支炎・肺気腫・喘息

消化器疾患

胃・十二指腸潰瘍・慢性胃炎・口内炎

精神疾患

ニコチン依存症

妊婦喫煙の影響

早産・自然流産・周産期死亡・妊娠合併症・低出生体重児・先天奇形

受動喫煙

肺がん・小児喘息・虚血性心疾患

「禁煙したい！」 では、まず禁煙の準備をしましょう。

1.喫煙者の8割は喫煙が体に悪いと知っていますが、なぜ、禁煙したいと思ったのですか？

例）家族や友達、医師に勧められて会社でも、公共の施設でも吸える所が少なくなり肩身の狭い思いをしている。

2.禁煙できないのは「ニコチン依存症」になっているためですよ。

あなたの依存度はどのくらいでしょう？？

3.ニコチン依存度の高さに比例して、禁煙を始めると離脱症状は強く現れます。

離脱症状のピークは禁煙開始後2～3日間。徐々に消失します。その症状と対処法をえましょう。

〈良く見られる離脱症状〉

タバコがたまらなく吸いたい・イライラ感・落ち着かない・頭痛がする・体がだるい・眠い

〈対処法の例〉

水を飲む・軽い運動・深呼吸・ガムをかむ・飲み会の場をしばらく避ける・睡眠をとる
などなど

4.喫煙と結びついている自分の行動パターンを知る。

例）朝、コーヒーを飲みながら吸う・・・・お茶に変えてみる

5.環境を変える。喫煙再開のきっかけを知る

喫煙具を処分する・タバコが吸いたくなる場所を避ける（飲み会・ストレスなど）

6.離脱症状の対処法としてニコチン置換療法と言うものもあります。

7.気楽な気持ちで続ける。一本吸ってしまったからといって失敗と思わない。

くじけそうになったら、禁煙しようと思った気持ちを思い出してみる。

8.家族や会社の同僚など周りの人に禁煙を始めたことを公表する。

または、禁煙を勧めてみる。